ノート

あー居酒屋に行きたい。溶けそうなほど行きたい。人間が溶ける温度ってどのくらいなのだろか。ドロドロに溶けた俺の体が海を流れていずれ西海岸に達した時に、ルート66を目指して駆ける一頭の馬の背中に這い上り、居酒屋に連れてってくれと馬の脳に直接語りかけても、馬は所詮畜生だから居酒屋なんて高級なもの知らなくて、牧場に連れてかれ飼葉を食わされ、ん？ひょっとしたら俺って馬だったかな？と勘違いし始めた頃に、凱旋門賞（芝2400ｍ、ロンシャン競馬場）が開催されると聞きわー！出たい！競馬界のワールドカップや！と大はしゃぎ。

てなぐらいに居酒屋に行きたいです。薄暗い店で、ちんまりした皿に盛られた、コスパの悪い食べ物を有り難く食したいと言っとんのです。