ノート

昔の職場の先輩が、アンパンマンだけはガチだぞ。という謎の言葉を吐いていたが、子供を育てている今ならわかる。アンパンマンはガチだ。娘が現在ドはまりしている。まだ、マンマンマンとしか発音できないのだが、ほかのキャラクターの名前も、足らない舌で一生懸命口に出そうとしている。アンパンマンはガチだ。やなせたかし氏はどえらいものを残していった。アンパンマンは前方後円墳ぐらい価値があると思う。いつかやなせたかし氏のお墓へ行って、土下座してきたいと思う。ほんとすごい。アンパンマンのすごさを味わうために子供を産めと、人に勧めたくなるぐらいすごい。
で、そんな娘のために、アンパンマンミュージアムへ行ってきた。いろいろあったが、うどんが美味しかったとだけ記しておく。その翌日は夫婦二人とも死んでいた。疲れすぎていたのだ。プレ二歳の娘との相手でこれだ。もっと大きくなって走り回るようになったらどうなるんだろう。と、今からゾっとしているプレ四十路のヤンソンのところに、お花見を一緒にしませんかという誘いが。
以前一度ピクニックをしたことのある夫婦からで、彼らにも二人男の子がおって、一人は小学生、一人は保育園の年中という感じらしい。
　本当はすっごくいきたくなかったのだが、弁当を作って行ってきた。思いのほかかわいい弁当が出来上がったので、食べる前に写真を撮ってくれとハニーにお願いしたら、めっちゃくちゃ引きの写真を撮りやがって、中身がちっともわからん。
　食事を終えて、男児二人の相手をしたが、なんだこいつら、エンジンの性能が違いすぎる。意味もなく走り回り、意味もなく遠くに行く。結局、翌日またもや死んだ。だめだ、きっと娘もこんな風になる。俺はきっとついていけない。誰か体力アップの魔法をかけてくれ。

苦情係！！
うおおおおおおおおおおおおおおおお！そらめでたいわ！近くに住んでんだな、よし、パンダ見に行こうぜ、パンダ。和歌山のパンダ！
で、真面目な話なのだが、育児中、絶対に必ず一度は病むと思う。でもそれデフォルトだから耐えられるよ。大丈夫。俺は頭が悪いし人の気持ちを大事にしない人間だから、育児にもだいぶそれが影響して、娘にかわいそうな思いをさせたと思う。今もさせてくるかもしれない。でも、ユーなら大丈夫。つらかったり、しんどかったら、周りの人に話して、それでも足りなかったら、ここに吐き出しにきておくれ。もちろん、楽しかったことか、嬉しかったことでもええんやで！
ここで、友人の名言を一つ「育児は後悔」グッドラック！＞無記名

愛知に行って来た。パスポートなしでも入れるらしいという噂は本当であった。娘と二人で友人宅に世話になった。新幹線が近くを通る以外は、自然の豊かないいところだった。愛知って、いいところだな。でも、あんかけパスタは本当不味かったよ。なんなん、あれ。

友人の子はうちの子より3ヶ月後に生まれた。体は小さいが意思がはっきりしていて愛想が良く、うちの子の百倍言葉を喋る。
すげえなーと思っていたが、よくよく話を聞いていると、すごいのは母親である友人自身だった。

まず根本から違っていたのは、子供に対する気持ちだ。
友人はまだ子供が生まれたばかりの、天井を見上げている事しか出来ない時期、この子どう過ごせばいいのかに悩んでいたと言った。楽しませたいから色々するけど、もちろん反応はない。不安で不安で仕方がなかった、と。

一方俺が気にかけていたことは、体のことだけ。寒いかな、暑いかな、発疹が出て来たけど平気かな、へその緒の処理は？？ マニュアル通りに対応したくて、毎日スマホとにらめっこ。ちょっとでも対応を間違えてはいけない気がして、神経質になった時期があった。だけど、娘の心のことを考えてやるなんてことは、一度もなかった。はなから、何も考えてないものと決めつけていた。だから、友人の悩みの告白を聞いて、ショックを受けた。

そして色々と思い返す。娘と自分の関わり方。友人との違い。

自分は精一杯、娘を愛しているつもりだった。でも、ひとりの人格ある人間としては扱っていなかった。友人は、生まれた時から子供の人格を意識して、その心と寄り添うように接していた。そこに、発達の違いがある気がした。
今まで味わったことのない、強烈な後悔。なんでもっと早く娘と向き合わなかったんだろう。人を一人殺したみたいな気分だ。しかもその相手が娘なのだ。

子供を産めば自ずと母になると思っていた。でも全然違った。

友人親子と一緒の部屋で寝た。夜中に友人の子が泣き出した。真っ暗な部屋の中、「お母さんがいるから大丈夫」と、何度も唱える友人。
静かになっていく部屋の中で、俺は声を殺して泣いた。無性に泣けて、仕方がなかった。

帰りの電車の中で、俺は何度も娘と話をした。したい事をさせて、ほしいものをえらばせて。今までは、自分の都合で物を与えたり取り上げたりしていたが、娘にもちゃんと食べたいものや欲しいものがあって、それを発信することができた。そして自分の意思が通ると、何とも誇らしげに「うん！」と顔を輝かせる。
行きの電車と違って、帰りの電車で過ごす時間は、うんと短く感じた。

私は母親になりたい。

夜中に目を覚ますと、目の前に小さくて丸い尻があった。娘である。猫で言うところの香箱座りの格好で寝入っている。なんだ、こいつ猫だったのか。道理で可愛いわけだわ。

そんな猫と一緒に、今度愛知へ行くことになった。愛知といえばがぁらの聖地。やっとここまで来たか…！なんだかひとしおである。ひとしおの前に意味を通すための言葉を書かなければいけないような気がするが、ど忘れしたのでひとしおだけ書いておいた。ケインコスギと言いたいのに、コスギしか思い出せなかったみたいな感じと思っていただけると幸いです。んもう、コスギだけじゃ、ショーなのかケインなのかシェインなのか全然わからないじゃないっ！てなもんである。

荷物はとっとと宿泊先に送ってしまった。俺は荷物を持つことが何より嫌いで、旅行に行くと絶対に帰りはスーツケースにほとんどのものを入れて家に送ってしまう。今回は行きでもそれをしたので、さあスッキリ遊びに行けるぞ！と頭では思っているのだが、体が重い。えー、行くんすかー？来年じゃダメすかー。てなもんである。なんでこんなわがままな主張してくるんだろう俺の自我。
よくよく心の俺とお話ししてみると、娘＝荷物の認識なのであった。すまねぇ！すまねぇ娘よ！！

てなわけで、愛知へ行く。
今はふと思い立ち家の中にあるパスポートを引っ張り出したら、期限切れてて震えてるとこ。愛知の入国審査厳しいらしいんで、念のためパスポート持って行こうと思ってたのに。

用事を済ませて道を歩いていたら、スミレが大量に咲いていた。よそさんのおうちの日陰のとこなんだが、あ～スミレってきれいだけどボッコボコ増えるからなー。きっとここは空き家なんろうな、そう思った。それにしてもスミレがきれいだったので、…なぜそんなことをしたのか自分でもよくわからないのだが、すぐ手前にある一輪を手折ってしまった。そしたら、

すっげぇいい匂いがした……！！！

なんとなくだが嫌な予感がして慌てて家に帰る。たとえ、雑草とはいえ、よその家の敷地内のものをかってに拝借してはならないという常識ぐらい、この俺は持っていたはずなのに、なぜ手折ってしまったのか。

家に帰って義父からもらった園芸の本を引っ張り出し、においのするスミレってのがあるもんなのか、またあったとしてそれは雑草の類なのかと調べてみた。雑草であることを強く願いながら。

いや、これ、めっちゃ意図的に植えられてるやつだったやん。
苗買ってきて育てるやつやん。

よそ様の大事な苗を傷つけ持って帰ってしまった愚かなワタクシを誰か罰してくれ…！！！
なんぞ、ニオイスミレとかいう名前で、香水の原料にもなるようなお花なんですと。道理で水に放してるだけなのに、超いいにおいがしてるわけだよ。

罪悪感にさいなまれながら一晩眠り、そんなことはすっかり忘れて新しい本を買いに近所の本屋に行ってみたら、先日大勝利だ何だと大騒ぎして買った宮部みゆきの時代小説の下巻が、俺の買ったときの金額より１００円安く、しかも美本で売ってた。

天罰だ…！！！
悔しい気持ちに震えながら今こいつをかいております。
ちなみに、タイトルは「孤宿の人」というものです。話がなかなか進まなくてダレるという人もレビューで散見したが、俺にとってはそんなこと無くて、下巻まで一気に読んでしまった。もーほんと、宮部さんの時代物大好き。

苦情係！！
その後インストールしなおしたんだけど、カラー（三角）は少しその場にとどまってから消えるという現象は変わらずだったよ。スペックは２５６ＧＢとメモリ（？）８ＧＢの、core i7　だったと思うけど、中古だからあかんのかしら。まあいいや、ボチボチやりますわ。いろいろ教えてくれてほんとありがとう！！お試し期間終わったら、オープンキャンバスもやってみるよ。＞キー

ネットのなんか、大事なところが不安定らしくて、今度係りの人が見に来てくれるそうな。日記に書きたいことは沢山あったが、鳥頭なのでみんな忘れてしまった。馬鹿さが加速する！！

ただ、今年も俺の買い物運は最高であるらしく、上巻しかなく、なんとなくそれだけ買った本。めっちゃ面白くて下巻が無いことに狂い悶えたものの、別の古本屋で買うことに成功。なんとその古本屋には下巻しか置いてなかったー！！！こんなことってある？？！ざまーみろだぜー！！！

今日もヤンソンはお買い物で大勝利を収めてしまった。全く買う物買う物全部外れなしで怖いくらいだ。ほしいと思った時に割引してたりして。いったいいつまで勝ち続けるのか。ただ、本当の勝者は定価で買って、作者と出版社にお金を落としている人たちであることを忘れてはならない。俺は彼らの勝利の後をきゃっきゃウフフとついて行ってるだけなので、俺の故郷の小学校の校旗を持って近所を練り歩くのはやめようと思う。ちなみに校章は雪割草でした。雪国には多いみたいですな。

今週のヤンソン

ペインターエッセンシャルを落として数日遊んだものの、こんないいソフトで絵を描ける身分では無いのでは？と、自分の画力に絶望したり、でもまあいっか！国家は転覆しないし！と開き直ったりする。でも、ちょっとは努力しようと考え、勢いで「脳の右側で描け」を購入。果たして読むのだろうか。（積み本を抱きしめながら)

時代物の本を読み、面白いのはいいのだが、登場人物の名前が怪しい。特に政治が絡んでる時なんかは全く頭に入ってこない。こんな現象カタカナ名前でしか起きなかったのに、ついに漢字名でなってしまったのかと絶望したり、ステーキ食べて元気になったりした。

水戸黄門の再放送、何期目かのシーズンを終え、ご老公も水戸に戻ったが、返す刀で新シーズンが始まり、ワクワクしながら旅をしてないご老公…つまりオフの状態の水戸光圀公を堪能する。ところで飛猿が相変わらず鎖を引きちぎったり、牢屋をぶっ壊したりしているので、武井壮あたりに飛猿の倒し方を考えてもらいたい。パワーバランスがおかしい。

鎮江の香醋がうますぎて、ご飯にかけてしまう。